sunday58

ジャズCDと日々の生活

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

春は来る

今日の一枚は Bill Evans / You Must Believe In Spring このところエバンスのアルバムを良く聞いています。十年前にはほとんど聞くことがなく、むしろ好きではなかったのですがこの枯れた繊細なタッチがようやくわかるようになったのかもしれませんが。エバ…

濃い一年でした

今日の一枚は George Wallington / The New York Scene ジャズらしいジャズといえば僕の場合はこの一枚になります。いうまでもなくウォーリントンのリーダーアルバムですが、バードのトランペットとウッズのアルトサックスとウォーリントンの控えめなコロコ…

熟成まで

今日の一枚は Quintetto Lo Greco / The Right Spirit ベース奏者とドラマーのグレコ兄弟でやっているオシャレカフェに似合うイタリアンジャズです。シーマレコードでイタリアンとくりゃカッコ重視の軟派と決まっていますが、こいつは違う。今のアメリカには…

こもるかのぼるか

今日の一枚は Art Farmer & Gigi Gryce / When Farmer Met Gryce どっちの棚に入れるかいつも悩む二人名義のアルバムですが、わたしはファーマーの方に入れています。タイトルは「ファーマーがグライスに出会ったら」というものであくまでファーマー目線であ…

寒波くるか

今日の一枚は Jose James / Yesterday I Had The Blues ビリーホリデーへのトリビュートアルバムですがホセはふくよかな声なんでビリーホリデーのようなあ〜もうイヤって、やるせなさ溢れるボーカルではありません。かなり感情を抑えたようにシャウトは一切…

王道とは

今日の一枚は Eric Alexander / Chim Chim Cheree メインストリームジャズの中でもハードバップなテナーで人気のエリックアレキサンダーです。歌心溢れるフレーズが幾重にも重なり合います、ピアノはハロルドメイバーン、ベースがジョンウェバー、ドラムがジ…

クリスマスのお化け

今日の一枚は Phil Specter / A Christmas Gift For You ウォールオブサウンドという音がギッチリ入ったサウンドデザインで、特にビートルズのレットイットビーのかなり手を加えたリ•プロデュースで有名なフィルスペクターのロネッツ、クリスタルズ他60年代…

クリスマス前に終わりました

今日の一枚は noon / Holy Wishes 7曲入りのクリスマスミニアルバムですが、どの曲もボーカルとバックのアンサンブルが素敵です。アコースティックのバックにやさしい声でとてもきちんと作っています。変にアレンジを凝ってダンサブルなものにならず、ストレ…

クリスマスのイモ

今日の一枚は John Denver / The Classic Christmas Album ロッキーの極寒クリスマスにはカントリーアンドウエスタンが似合います。自ら操縦したセスナで亡くなられたジョンデンバーは1970年代にはヒット曲を連発した日本でも人気のカントリー歌手でした。彼…

クリスマス前に

今日の一枚は Diana Krall / Christmas Songs ミスハスキーボイスのダイアナの2005年のクリスマスアルバムです。豪華なクレイトンハミルトンジャズオーケストラをバックにクリスマススタンダードをど真ん中の直球で勝負しています。プロデュースはいつものト…

サンタ道 けわしく

今日の一枚は Yule Struttin’ A Blue Note Christmas ブルーノートのコンピレーション盤です。中身はブルーノートなんで間違いないですが、特に過去録音のM9:ベイシーのJingle bellsやM5: チェットベイカーのWinter Wonderland、M12:ゴードンのHave yourself…

こしいわした

今日の一枚は 浅川マキ / Maki Asakawa かれこれ40年以上前に明け方の高知で浅川マキのステージを見たが、高校生の自分にはこんなに暗い世界があったことがある意味ショックでした。いわゆるアングラはずいぶんと前の時代で寺山修司や大学紛争などの世相と結…

あたふたな

今日の一枚は Ondrej Stveracek / Sketches オンドレスタバラチェックとか読むのでしょうかチェコのテナーです、ジーンジャクソンを加えてのカルテット編成です。シーツオブサウンドのようにブリブリ吹きますが、M5:It Could Happen To Youのように美しいバ…

安心してください

今日の一枚は Avishai Cohen / Adama ベーシストの方です、同じイスラエル出身の同姓同名のトランペット奏者がいますのでややこしいです。そちらもいつかレビューしたいと思います。こちらはベース、ドラム、トロンボーン、ソプラノサックス、ピアノ、ギター…

映画見ないのに

今日の一枚は Miles Ahead Original Motion Picture Soundtrack 映画のサントラです、ドンチードルがマイルスを演じているようです。僕は映画を見ていませんが、後半ロバートグラスパーがこの映画のために作ったトラックが4曲あるんで仕方なしに買いました。…

早いもんで

今日の一枚は Fred Hersch / Live in Europe 2017年ベルギーでのライブ、モンクの2曲、ショーターの2曲で残りがオリジナル曲となっています。以前の2002年のビレッジバンガードライブ盤でも同じショーターの2曲Miyako/black Nile を入れていますが好きな曲な…

ミーハーやん

今日の一枚は Antonio Farao / Next Stories イタリアンジャズピアニストのファラオが2001年にドイツで録音した一枚になります。華麗なピアノといえばファラオ、遠慮なくガンガン弾きまくっています。この前にECMから出ましたThornから比べてもかなり派手に…

もうすぐ冬

今日の一枚は Eric Dolphy / Last Date 1964年 オランダにて最後の演奏となりましたドルフィーのアルバムです。どちらかといえば苦手なジャズメンのひとりでした。やろうとしていることが僕が理解が出来ないために乗れないことが理由ですが、時折聴くとなん…

ふえてるって

今日の一枚は Bill Evans / Live at Top of the Gate ビレッジゲイトの上階にはトップオブザゲイトというライブハウスがあり1968年にエバンストリオを録音したテープが2012年にリリースされました。エディーゴメス、マーティーモレルというトリオ編成で2ステ…

ハローワーク

今日の一枚は Benny Golson / The other side of Benny Golson 1958年のハードバップどストレートな作品。 TB: カーティスフラー P: バリーハリス B: ジェイミーメリット D: フィリージョーンズ ほぼオリジナル曲ですが今聞くとスタンダードにしか聞こえませ…

朝のジョギング

今日の一枚は Bill Carrothers / Joy Spring なんともジャズらしくないジャケットですが、中身はピアノトリオのストレートなモダンジャズがガッツリ満載されています。キャロザースのアルバムは以前「Home Row」で聞いていましたので間違いないと確信してい…

秋深く

今日の一枚は Tete Montoliu / Piano For Nuria スペインのジャズピアニストといえばテテが真っ先に浮かびます。どのアルバムでも同じようにチカラ強いタッチで素晴らしいです、ハズレがありません。このアルバムはペデルセンではなくピータートルンクがベー…

青空のち曇り

今日の一枚は Priscilla Ahn / A Good Day 最近のブルーノートはストレートなジャズからヒップポップ系まで色々ありますが、もちろん女性ボーカルもカバーしています。このプリシラちゃんはシンガーソングライターでいろんな楽器もできる、いわゆるかわいい…

いろんな門

今日の一枚は Horace Silver / Doin’ the thing ビレッジバンガードと並ぶニューヨークの有名ライブハウス ビレッジゲートでのライブ、すべてシルバーのオリジナル曲です。ブルーミッチェル、ジュニアクックの入ったクインテットでハードバップど真ん中です…

帰省

今日の一枚は Rob Schneiderman / Back In Town 私はまったく知らんピアノトリオです。さすがにうまいですが、すべてスタンダードかジャズジャイアントのナンバーだし、プレイもストレートなメインストリームジャズのスタイルなんでホテルなどのラウンジでは…