sunday58

ジャズCDと日々の生活

熟成まで

今日の一枚は

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Quintetto Lo Greco / The Right Spirit

ベース奏者とドラマーのグレコ兄弟でやっているオシャレカフェに似合うイタリアンジャズです。シーマレコードでイタリアンとくりゃカッコ重視の軟派と決まっていますが、こいつは違う。今のアメリカにはもう無くなった骨のあるバードバップがイタリアにまだありました。今アメリカで聴けるジャズはヒップホップやラップとのミクスチュアばかりですが、メインストリームのジャズはヨーロッパに渡り、オランダやスイスやイタリアで熟成を重ねてきたんですね。全曲オリジナルで1950年代後半から1960年代のドナルドバードやリーモーガンがバリバリやっている頃のモダンジャズの雰囲気があります。トランペットとテナーサックスのクインテットの歌心溢れるソロやタメのあるリズムが熱くてんこ盛りです。

 

12月の晩ごはんは全部僕が作りましたが予算は1日1000円を目安にしました。ただ一週間に一回しかスーパーに行かないので海鮮はたまにしか食卓にならびません。基本魚介は干物中心になり、みりん干しやひらきが多くなります。昨日京丹後からお歳暮の干物が届きましたのでありがたく美味しくいただきます。ひと手間かかった干物は生のものとは少し違い、旨味がぎゅっとなったようで熟成さを感じます。特にサバの干加減が最高です。

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カレイ、サバ、イカ、アジの干物の詰め合わせ

藤井さま、いつもありがとうございます。