sunday58

ジャズCDと日々の生活

時間が経っても

今日の一枚は

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Booker Ervin / Texbook Tenor

 

ブルーノートではお蔵入りになることもあるようで、この一枚もそれです。

録音技師はRVGですが、プロデュースがライオンからウルフになっています。トランペットにウッディーショー、ピアノがケニーバロン、ドラムがビリーヒギンズ、ベースがヤンアーネットというクインテットです。

アービンもショーもいつも通りにブリブリ吹いてますし、バロンも火の出るようなソロを展開しているのにお蔵入りなんてもったいないわけです。まあ時期的にはこの頃のハードバップ衰退とそれに伴いフリージャズやソウルR&B系ジャズの台頭で、こりゃ売れないわという会社側の判断だったのでしょうか。たしかにルードナルドソンのようなソウルジャズの路線に行かない面子ですもんね。

印象に残るメロディーはありませんがそれぞれ骨のあるいい演奏で1500番代や4000番代よりももちろん音は良いです。

録音は1968年、レコードリリースは1976年というずいぶんと時間がかかったアルバムです。

 

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一遍上人念仏賦算遺跡

 

それにしても今年の箱根10区のドンデン返しはびっくりしました。抜かれた方のことが気になるがありきたりな言葉では余計痛いしいっそのこと責めて欲しいのではないか、と関西人なら思ってしまう。練習を重ね、大学駅伝しかも箱根を走ることができるのは一握りでそのメンバーに選ばれたのだ。そういうステージでの失敗は本当に残念だろうがこれを乗り越えられるチームは強い、来年は勝つだろう。

 

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カラスと年寄り