今日の一枚は
Marco Trabucco / A Long Trip
イタリアンバードバップではなくかなり抑えめのリリカルな演奏にまんまとやられますが、エバンストリオほど掛け合いはありません。ピアノトリオにギターとフリューゲルホーンが加わったベースのマルコトラブッコのリーダーアルバムです。
メロディーをフリューゲルホーンが受け持った時イタリアの草原を思わせるまさにジャケットのような草が風になびく牧歌的な光景がうかびます。ギターもメセニーほど弾きませんし、フリゼールまで幻想的でもないですが程よいしっとり感で味があります。
録音はさすがのステファノアメリオです。特にドラムやベースの音のバランスは抜群で、くっきりと輪郭のあるクリアな音です。
マルコは音も容姿もイタリア人らしくおシャレ男ですので、聴くのも軽いアルコールを飲んでくつろぐセンチメンタルな夕日の午後がおすすめです。
風が強いので裏の河原で凧揚げ
ひもがちぎれるかと思いました、風が強くて。