sunday58

ジャズCDと日々の生活

こしいわした

今日の一枚は

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浅川マキ / Maki Asakawa

かれこれ40年以上前に明け方の高知で浅川マキのステージを見たが、高校生の自分にはこんなに暗い世界があったことがある意味ショックでした。いわゆるアングラはずいぶんと前の時代で寺山修司や大学紛争などの世相と結びついたもので自分にはほど遠い世界だったと感想を持った記憶があります。しかしそういう背伸びしたものに憧れて、ジャズ喫茶に入り浸り、ついでに慣れないバーボンを飲んだりしたもしたものです。このアルバムは最近のコンピレーションですが、なぜかイギリスでのリリースです。

ハワードウィリアムズとオネストジョンが浅川マキのベストトラックをイギリス人の目線で選んでいます。ジャパニーズにもこんなディープなブルースの世界があったのはビックリしたことでしょう。他にも入れて欲しい曲はありますが「ちっちゃな頃から」はスタジオとライブの2パターン入っています。バックの演奏もすさまじいブルースメンなんでやるせなさ満載のあのアナログ的な「昭和」に一気に連れて行ってくれます。今時のJポップやKポップに慣れた耳には聞くに耐えられない暗さがあることと思いますが、それらには全く存在しない、心をわしづかみされるような強烈な魂があるのです。

 

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3日前に朝のランニングした後、腰が重くて曲げるのも一苦労するほど痛みが出ましたので、この数日のウォーキングとストレッチでなんとか元に戻ってきたところです。その日は15kmを90分でジョグしたのですが、シャワーを浴びた後、急に腰に重りが乗ったようにグンと来ました、もう歩けなくなったらどないしよ、と焦ったのは間違いないです。日頃のストレッチは大事だと改めて気がついた次第です。

 

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昭和な雰囲気の近鉄伏見の高架下