今日の一枚は
なんといってもこのフリーキーなテナーが鼓膜を痒くするんです。吹き切った最後のカツカツという音まで音楽の一部になって見事にM3「枯葉」が落ちる音まで聞こえてくるようです。しかしこのアルバムの白眉はルグランのM1「これからの人生」からM2「小さな花」かと。メイバーンの枯れたピアノも見事です。フランスにちなんだバラード中心のアルバムなんで全体的にセピア色のやるせなさ満載です。ビーナスレコードなんで音もいいしジャケットも美しい、持って良かった一枚です。
伏見警察の前の公園のイチョウの落ち葉
