今日の一枚は
Richard Wyands / Then,Here and Now
1973年録音、リチャードワイアンズのデビュー作品です。強烈な個性があるわけでもないが粒立ちのいいピアノの音でスタンダードやオリジナルをスイングしています。ベースとドラムもワイアンズにあった渋いバックでソロも出しゃばらない控えめにやっと50才にしてデビューにこぎつけたワイアンズを盛り立てています。ピアノはバラードでもかなりチカラ強いメリハリの効いたタッチで弾ききっています。僕はもう一枚クリスクロスから出たワシントン兄弟とのトリオ作も持っていますが、そちらは1999年と四半世紀後のリリースということもあり録音状態がこれよりよく、バックのワシントン兄弟の強烈なリズムのおかげでかなりクールなのですが、このデビュー作の方がやったるで感が満載で勢いで録ったようで微笑ましいのです。ワイアンズは何年も多数のシンガーやホーン奏者のバックをこなしながらもチャンスが来るまで待っていたのです。
骨董品のようなタイプライター
昨日雪が少し降りましたが全然大丈夫です
たぶん自由を満喫している野良犬も寒そうです