今日の一枚は
Art Blakey / at Club Saint Germain vol 1〜3
ブレイキー親分がメッセンジャーズをバックに?タイコを叩きまくる3枚セットのライブです。
意外とドラムソロはそんなにありません。そもそも親分のドラムロールは有名で、特別にナイアガラロールと言われているくらいなんですよ。イグアスやビクトリアじゃなくて良かったです。まぁそれぐらいのものをブルーノートから出していますがね。Holiday for skins vol 1〜2なんかは気味悪いくらいタイコの音ばかりですよ。もちろん僕も一回しか聴いていません。変なアフリカンな掛け声とタイコの音だけという変態アフリカマニアならヨダレを流して飛びついてしまうようなクセがすごいヤツですから。
今回の3枚は1958年パリのサン=ジェルマンというカフェでのライブです。有名曲は1にウィスパーノット、2にモーニン、3にチュニジアの夜が入っています。3枚各1時間程度ですのでまだ大丈夫です。
メンバーはリーモーガン、ベニーゴルソン、ボビーティモンズ、ジミーメリット、ブレイキーのクインテットでアメリカでの人気のままメッセンジャーズがヨーロッパに初上陸した熱気が伝わる記録です。ベースソロのときなんか客が勝手に歌を歌い始めるとか掛け声も楽しいわけで、小さいライブハウスの音がたくさん入っていますので熱気溢れる雰囲気も味わえます。
まさに熱気を感じる蒸し寿司、冬最高の一品。
CDになって裏表がなくなり、1時間を超えるものもめずらしくなくなりました。レコードの時は無かったボーナストラックや別テイクなどレコード会社は入れたい放題です、ファンはいろんな音源がうれしいのでしょう。
レコードの時には表25分裏25分でまとめることにもセンスが必要でした。そんなことがデジタルになって必要なくなり、70分を超えるものも多々出てきました。年のせいか最近一枚の録音時間が長く感じます。昔のオリジナルのままの CDなど45分程度なのでもう一回聞こうかなという気にさせてくれますが長いのはもう一回はしんどいのです。残り時間のあまり無い人間の1時間なのでそれがつまらないものでしたら二階から投げ捨てたくなります。
レコード会社の制作側の思惑もありましょうが、出来たらオリジナルテイクと別テイクを連続して並べないでほしいんです、別テイクが欲しくて買った人もいるので乗せるのは勝手ですが、オリジナルテイクを並べた後に別テイクを乗っけてもらいたいのです。つまらんものでしたらオリジナルテイクのみ聞いて終わりたいし、そもそもミュージシャン側の思惑をくんだプロダクトの方がいいと思う次第です。
これなんかひどいなあ、一曲ごとにボーナストラックですよ。
特にクラッシックが長く感じます。
ジャズやポップスも曲が多過ぎです。
もっとへらせよ。
しぼれよ。
寺の壁