今日の一枚は
Steve Lehman / Mise en Abime
まったく僕のような愚耳?を持つものには理解できる部分が少ないのですが、フリージャズというか現代音楽の一つであるアルバムです。旋律やリズムを追いかけるのではなく、ただ出てきた音に身を任せて想像の海に漂う聴き方がいいように思います。出来たら部屋を暗くして可能な大音量で聴けばよりその世界に浸れることができます。酒もないのに軽いトリップができます。
リモート新世界の始まりにふさわしい無秩序の行軍ラッパとして高らかに鳴り響きます。
間違ってもホームパーティや子供のバースデーパーティーではかけないようにお願いします。
楽しい雰囲気が台無しです。
子供は怖がります、きっと。
年末風物詩のNHK紅白歌合戦ですが無観客とリモート出演という変わった演出になりました。無観客という形を逆手にとってほぼ中継ライブにしましたが、そもそも演者側がほとんどバンド編成なんであれで仕方がないように思います。しかしオーケストラを加えたアレンジが多過ぎたように感じました。
人と人がふれあうことができないコロナ時代のテレビ放送の未来は相当暗そうだし、タレントを寄せ集めて今年の流行り歌を聴かせるなんて平和で穏健な年末にこそふさわしいのです。
来年この世界がどうなるか不安な今、コタツでぬくぬくとみかんやスルメを食べながらリモート歌合戦を見ているのは複雑な心境です。
そもそも勝ち負けなんてどうでもいいのだから、野鳥の会の皆さま、残念ながら出番はもう来ないのです。
ニューイヤー駅伝に続いて箱根駅伝が始まりますが、年末の新聞に応援来場の自粛の広告が出ていました、たぶんあんまり効果は無いと思いますが。中止という選択肢もあったのでしょうが、オリンピックをはじめ高校野球や各種イベントが中止や延期になる中、なんでか箱根駅伝だけは開催ということになったようです。何事もなければいいのですが、祈るのみです。