鳥笛と提灯
今日の一枚は
Rudresh Mahanthappa / Bird Calls
2014年 ACTからリリースされましたマハンザッパの15枚目のリーダーアルバムです。のっけからインド音楽の旋律で異空間へ連れていかれます。このおかげで僕はしばらくインド音楽にハマりましたから。こちらは全てオリジナル曲で同じアルト奏者のバードことチャーリーパーカーにささげられたアルバムのようですが、強烈な個性のパーカーにも負けないマハンザッパさんですが、まわりのミュージシャン全員もクセのすごいメンバーばかりでマハンザッパに負けていません。ベースのフランソワムータンやトランペットのアダムオファレルなどは今のニューヨークで芸術性が高い評価で有名ですね。マハンザッパのニューヨークではバードコールを吹いたら鳥は来るのでしょうか。
きた〜
立派な社の綾戸国中神社
神社の提灯のような美しいディスプレイの桂イオンのレモネード店
From photo book
Sleepwalker by Doug Aitken
さんぽのおともに
今日の一枚は
Julian Lage / Arclight
ソリッドギター、それもフェンダーテレキャスターを弾くジャズギタリストはビルフリゼールくらいかと思っていましたがまだいました。フルアコのジムホールやウェスモンゴメリーと比べるとやはりロックっぽくなります。
ギター、ベース、ドラムのトリオでしみじみと単音でオリジナル曲を弾いてます。カントリー調の曲はフワフワしたメロディやエコーのかけ方なんぞはフリゼールとも似ていますがバラードはもっとセンチメンタルでノスタルジックです。バラードのM3:Nocturne続くM4:Superaが気持ちよく繋がっていきます。M9:I’ll be seeing youからM10:Harlem Blues M11:Rylandにかけては60年代の歌ものみたいで夕日に散歩するときには最高です。
2016年 録音 Mack Avenueからリリース
今日は小雨模様でしたが昨日は春のような陽気でした
七步もかからず
今日の一枚は
Miles Davis / Seven Steps To Heaven
シロウトの分際で触れるのが怖いマイルスですが僕的にコルトレーン時代以外でカッコ良いいスタジオ盤というとこれになります。
6曲入り+ボーナストラック2曲で西海岸と東海岸で一部違ったメンツが交互に入っていますがタイトル曲は東海岸のメンツでの録音になりますがコレがカッコいいのです。ピアノがハービーハンコック、ドラムがトニーウィリアムス、ベースがロンカーター、テナーがジョージコールマン、となっています。メロディが印象的でユニゾンも決まっていて、マイルスの音もピャッ!と実に耳に心地よく響きます。ボーナストラックの「Summer Night」は西海岸セットですがめっちゃハードボイルドで冬の雨にトレンチコートという絵が浮かびます。
電気マイルスの時代ではほとんどマイルスさんのペットは聞こえないのでこの辺りが一番いいように思います。天国まで七歩なんて洒落ております、多分麻薬のことでしょうが。ちなみにライブ盤ではこの同じメンツでやった「Four and more」が一番好きですね。
七歩で表までたどり着きますよ、迎えが来たら振り返りもせずに帰って行きました。
近所のスーパーでアマゾンの受け取りボックスができていました。もう少し近けりゃ使うのですが。
飛行機か火球かな
はしるときもある
今日の一枚は
Emilie Claire Barlow / Live in Tokyo
人気ジャズシンガーなら東京なら人は入ります、まあ今の東京じゃないので安心してください、2013年コットンクラブでのライブです。
ピアノトリオにサックスとギターを加えたセクステットです。いきなりバカラックの「雨にぬれても」から始まりますが、スタンダードからポップス、ボサノバまでジャズにして軽快にスイングしていきます。もちろんオリジナル曲も何曲かあります。クセのないクリアな声なんでどの曲でもピッタリ合わせてきます。特にカッコ良いのがスティングの「La Belle Dame Sans Regrets 美女は後悔しない」をフランス語でアップテンポでスキャットも交えて歌い切るあたりです、この曲だけでも買ってよかった一枚です、ジャズのすばらしさが実感できます。
なんで理由もなく走れるのか不思議ですが元気なんでいいことにします。
高知の田舎の中学生のころ大阪から転校してきた男子でGFRのファンがいました。僕はツェッペリンが好きでしたので話は合いませんでしたがかなりの後になってきちんと聞いてみたら僕も気に入りました。クソ田舎でビートルズ以外の洋楽を聞いていたのはそいつぐらいでしたのでもっとちゃんと話をしたらよかったと後悔しました。最近このベスト盤を購入しましたので不意に思い出しましたが、彼は若くして糖尿病で亡くなっていました。
70年代を走り抜けたアメリカンバンド、ベストなんで全部入っています。
近くのJR
まつことがチカラに
今日の一枚は
Richard Wyands / Then,Here and Now
1973年録音、リチャードワイアンズのデビュー作品です。強烈な個性があるわけでもないが粒立ちのいいピアノの音でスタンダードやオリジナルをスイングしています。ベースとドラムもワイアンズにあった渋いバックでソロも出しゃばらない控えめにやっと50才にしてデビューにこぎつけたワイアンズを盛り立てています。ピアノはバラードでもかなりチカラ強いメリハリの効いたタッチで弾ききっています。僕はもう一枚クリスクロスから出たワシントン兄弟とのトリオ作も持っていますが、そちらは1999年と四半世紀後のリリースということもあり録音状態がこれよりよく、バックのワシントン兄弟の強烈なリズムのおかげでかなりクールなのですが、このデビュー作の方がやったるで感が満載で勢いで録ったようで微笑ましいのです。ワイアンズは何年も多数のシンガーやホーン奏者のバックをこなしながらもチャンスが来るまで待っていたのです。
骨董品のようなタイプライター
昨日雪が少し降りましたが全然大丈夫です
たぶん自由を満喫している野良犬も寒そうです
ておくれかもね
今日の一枚は
Stan Getz / East of the Sun
どうですこのカッコ良さ、麻薬でボロボロの人間とは思えないスタイリッシュな風貌、ほとんどギャング映画の主役です。
1950年半ばにゲッツがウエストコーストで録ったトラックを三枚にまとめたアルバムです。
メンツはシェーリーマン、スタンレビィ、リロイビネカー、他です。同じ曲が嫌がらせのように立て続けに並びますが僕は飛ばしません。ディスク1の「Of thee I Song」なんぞ6連続で、頭からやり直しはテイク8まで続きます。ええ加減にせえよっと怒鳴りたくなるのですがこのヤク中の音楽をしている間の集中力は大したもんです。全てのテイクが素晴らしく淀みないあの滑らかで軽やかなゲッツサウンドで溢れるのです。天才なんでしょうね、ニューヨーク、ロサンゼルス、はたまたブラジルとどこでもゲッツが吹くとバックが誰であれ一発でゲッツワールドへ突入するのだから。
この時代のジャズメンはほぼ全員コカインに手を出していますが、今のタレントみたいにマスコミの前で謝るみたいなみっともない真似はしていませんでした。謝るぐらいなら最初からやるな!腹でも切れ!といいたいです。
日が沈みます
いよいよ京都も非常事態になりますが、この一年回ってまだ国民のモラルの高さ頼りのみってどうでしょうか。発生源の中国が封じ込めにほぼ成功していることが余計に腹が立ちます。こういう時には独裁国家の強みが出た感がありますので残念ながら国家非常時にまだ経済優先している日本はコロナに負けたのです。
そのうちコロナぐらいでは入院できなくなって80才以上は自宅で待機、重症者は見捨てるなんてことになるかもしれません。若者は大多数が無症状なんでドンドン感染していくだろうし、老人はそのツケでドンドン死んでいくでしょうね。まッ 若者たちだけでがんばってくれたまえ、サヨナラ。
ほっこりしても
今日の一枚は
John Coltrane / the complete mainstream 1958 sessions
要するにサボイに残したmainstream 1958とtanganyika strutとjazz way outの三枚を二枚組みにまとめたものでどれも持ってなかったんでちょうどよかったわけです。1958 Hackensack new jerseyとなっていますのでRVGの録音なんでしょう、プレスティジで言えばSoultraneやStandard Coltraneと同時期ですがしばらくインパルス前期ばかり聴いていたのでこんな普通?のジャズを楽しげに演奏するコルトレーンは新鮮に感じます、ほっこりした内容です。
全ての曲にウィルバーハーデンがホーンで入っており作曲もほぼウィルバーがやっていますがリズムセクションは各アルバムで変わります。トミーフラナガン、カーティスフラー、ダグワトキンス、アートテイラーなどが入れ替わりで入ります。モノラルなんですがリマスターが良く迫力ある音になっています。オリジナルのサボイのジャケットよりもカッコいいんで間違いなく買いの一枚です。
天気はいいがかなりの寒さに震えながらランニングは無理なんで自転車で川向こうの恵解山古墳へチャリング。
勝竜寺
寒すぎて顔が痛い、ほっこりどころじゃないんで早々と退散
ここの鳩は逃げないで寄ってきます
羽束師橋から桂川を
反対側は
比叡山は雪か